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村上春樹 ランキングと作品の人気について [文学]

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村上春樹 作品について独断のランキングを書きたいと思います。

と、その前に村上春樹人気について少し考えたことをまとめてみます。

私自身、村上春樹作品はどちらかといえば好きな方です。すべての作品を読んだわけではないですが、だいたい読んでいます。海外での評価も高くノーベル賞候補になったりしていますね。その一方でやはり批判的な意見もあります。爆笑問題の太田さんも、中身がゼロ、人気を支えているのはファッションとして読む人たち、などと批判しているようです。
まず、肯定的な意見ですが、私の知人で、ハルキスト(村上春樹の熱心なファン)とも言えるような人が少なからずいます。だいたいは、アート系というかスピリチュアル系の人が多いです。美大出身やアート系の職業、インドに傾倒している、などです。彼ら彼女らに聞いた肯定理由をまとめてみると、だいたいこんな感じです。

「自分が感じていることや考えていることが、誰にも理解されないで悶々している。こんなこと考えているのは自分ひとりではないか。(おそらく孤独感持っている)。村上春樹はそれをずばり表現し、君は間違っていないし、孤独ではもない、それでいいんだよ、と肯定してくれている。」

ということみたいです。

一方、批判的な知人の理由をまとめてみると、

「主人公が自分に浸ってひとりよがりだ。青臭い。内容も大したことないことを大げさに表現している。」

と、こんな感じです。太田さんの意見と近いですね。

すべての作品がこの意見に当てはまるということではないと思いますが、傾向としてあるのですかね。

私自身は、20歳くらいの頃は結構のめり込んで読みましたが、中年となった今は村上春樹作品を読む機会が少なく、あっても冷静に読んでいます。

上記の肯定・否定意見と、私の考えも踏まえた結果、

村上春樹作品は若い頃、特に10代のうちに読んだ方が良いように思います。そのくらいの方が、感性が豊かで理解しやすいし、内容も当事者として捉えられると思います。思春期以降の一人で考え悩む時期に、世の中とは、こんな仕組みで、君の考えや悩みは間違っていないよ、と肯定してくれるのではないでしょうか。それが、人生の活力にもなりえると思います。人生経験を積んで年をとってから読むと、当たり前のことを少し青臭く表現して、内容に中身がない、と感じるのかもしれません。

特に若者を中心に人気があるのは、こんなことが理由ではないかと思っています。

また、村上春樹作品は、独特の言い回しで、情景を具体的に表現しています。例えば、物語に出てくる料理は本当においしそうだし、どのような風景かも具体的に想像ができます。そのへんも人気を支えている魅力のひとつではないでしょうか。

以下独断のランキングです。

◆10~20代におすすめ
1位)ノルウェイの森
2位)風の歌を聴け
3位)海辺のカフカ

◆30代以降におすすめ
1位)ねじ巻鳥クロニクル
2位)ダンス・ダンス・ダンス
3位)アンダーグランド



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